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高麗人参に適した土壌とは

高麗人参は朝鮮の伝統的薬剤です。
人目につかない深い森の中に野生の山人参として自生していた植物で、4千年以上も前からいろいろな疾病の治療・予防に効果があるとして知られ、「神草」(神秘なほどの薬効がある)、「土精」(肥えた土地の精気を帯びている)、「血参」(血を与えてくれる)、「生命の根」などと呼ばれ重宝がられてきました。
そのため人工栽培法の試作研究が続けられてきました。
しかし、高麗人参の栽培は困難で、最初に成功したのは、日本において江戸時代、将軍吉宗の時(1728年)、日光の幕府御薬園でした。
朝鮮では1770年頃、中国では1870年頃と言われています。
このように困難な理由は高麗人参に適する土壌や種子からの発芽法だったといいます。

高麗人参栽培が困難な理由として三つのことが伝説として伝えられています。
一つに「高麗人参は、土地の全ての栄養を吸収してしまい、土地を不毛の地にしてしまう」といいます。
地力を回復させるのに30~50年かかるし、一度使った畑は一代限りしか使えないため、次々に広大な土地を開墾しなければならないのです。
二つ目は「高麗人参の土づくりには3年もの歳月が必要」と伝えられています。
新たに開墾した土地でも、栽培の途中で肥料を追加出来ないので、植え付けから収穫までの6年分の栄養を土地に与えなければならないのです。
三つ目は「高麗人参は朝日で育ち、西日が嫌い」と言うのです。
朝鮮等の自生地も山の北東斜面で朝日が当たり西日が当たらない所(海抜200~300㍍)ですから、栽培場所選びも大変です。

近年になって、一つ目の「土地を不毛にする」のは「連作障害」だということがわかりました。
高麗人参は半陰地性の植物であるため栽培には日覆いが必要で、日光を遮るため病原菌が繁殖し易かったのです。
最近では連作障害を防ぐために、輪作(大根島では牡丹が有名)をするようになりました。
それでも数年は同じ土地に栽培は出来ません。
二つ目の「土づくり」は、高麗人参は化学肥料を使うと根腐れを起こしますので、緑肥を使います。
トウモロコシやスダックス(イネ科の植物)等を栽培して土に鋤き込んで栄養分にするのです。
三つ目は土地の気候条件のことですから、古くから「非燥・非陰・非陽」(暑すぎない、寒すぎない、水はけの良い)の土地ということで、この条件に見合った土地ということになります。
また、理想的には傾斜15度くらいの傾斜地で、さらに酸性の土地が良いと言われています。
現在、日本では福島県会津地方や長野県、島根県で栽培されています。